子犬を迎え入れたら、まずしつけ? その⑤
その他、静かな家もいいですが、いろいろな音。TVの音やラジオの音、または環境音にも慣らしておくのもいいかと思われます。
常にTVやラジオ、音楽があると留守中、安心している子もいるようです。
特に掃除機の音、動きは苦手な子が多いようです。
Youtubeを始めとした動画サイトなどには、いろいろな環境音もありますので、生の音とは違いますが強い刺激にならない程度から初めてみてもいいかも知れません。
できる限り高音質のスピーカーがいいですが、はじめはスマートフォンやノートPCの内蔵スピーカーの小さい音から徐々に始めてもよいでしょう。
何事も馴らす時は刺激は弱くから…が鉄則です。
ワクチンの関係もありますのでカートまたは抱っこして散歩(カートのほうがオススメ)、獣医師の許可が出れば、いろんな場所に馴れさせていくのはいかがでしょうか。
このように、しつけ以前に、やる事はあるのです。
成犬になってから、見たことも聞いたこともない物に吠えるな、威嚇するなというのは無理に近い話です。
一部紹介しましたが、もっともっと社会化に関しては楽しく出来ることが沢山あります。
社会化を多くすれば、「しつけ」という考えも事も自然に少なくなっていきます。
そして、「楽しく」がポイントにもなります。
社会化は楽しく、そして普段の生活もすべて楽しく、安全に。
叱ったり、犬が嫌がる装具などで嫌なことをすると、犬も警戒心が強くなってきます。
いずれは、飼い主さんに対して警戒が出ることもあるでしょう。
犬も飼い主も楽しくなければ、社会化は失敗にもなる可能性だってあります。
当園では成犬になってからのしつけトレーニングより、パピーの社会化に力を入れる事を提案します。